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遺族が直面する法律問題

多重債務問題

借入先がサラ金などの消費者金融の場合

 サラ金などの消費者金融が借入先である場合、家族が利息制限法を越えた利息を支払い続けていれば、利息制限法の利息を越えた部分については元本に充当されます。

 そのため、請求額より金額を圧縮できたり、元本を超えて支払っていた場合は逆にいわゆる過払い請求によって取り返すことも可能となります。

 サラ金などの消費者金融が借入先の場合、表面的な金額に驚いて相続放棄をすると、過払い請求権を含めたプラスの財産も失ってしまいますので注意が必要です。

借入先が銀行などの場合

 銀行などの金融機関が借入先の場合、通常、利息制限法を越えた金銭を貸し付けることはありません。

 しかし、住宅ローンによる借入の場合は、団体信用生命保険特約があれば、残債務は生命保険で填補される場合もあります。

 また、多額の債務が残った場合は、プラスの財産を考慮しながら、相続放棄や、熟慮期間を伸長する手続きが必要となります。

保証人(連帯保証人)の場合

 遺族が家族の保証人(連帯保証人)の場合、遺族が貸主との間に保証契約を締結していますので、自らの責任として保証債務を負うことになります。

 そのため、仮に多額の債務が残った場合、遺族が相続放棄を行ったとしても、保証債務には影響しませんので、保証債務を免れることはできません。

 必要に応じて破産手続きや個人再生手続きが必要となる場合もあります。