法律専門職として

 僕が弁護士登録したのは、2009(平成21)年12月なので、もうすぐ弁護士登録してから丸12年になるようです。
 もっとも、弁護士の経験年数にほとんど意味は無いと、実感することがあります。

 当たり前ですが、12年目だろうが、1年目だろうが、30年目だろうが、社会からは一人の弁護士として見られます。
 裁判所に行けば、自分より長く経験を積んだ相手方弁護士、検察官、裁判官らと対峙しなくてはなりません。

 他の職業でみると、たとえば医師も同様ですよね。
 僕が所属している別の弁護団(患者側の立場で医療問題に取り組んでいる弁護団です。)において、ある事象につき法的責任を追及できるかどうかを調査することがあるのですが、その際に、医師の経験年数が結論に大きく影響を及ぼすことはほとんどありません。1年目だろうが、12年目だろうが、30年目だろうが、医師が患者に対して負う責務は等しく存在するからです。

 そのようなことを思うと、自分が法律専門職として果たすべき責務も、12年目だろうが1年目だろうが変わらないはず。職責を常に全うできているのか、このあと、弁護士で居続ける限り、自分に問いかけ続けなくてはならないのかもしれません。

 最後に、告知です。
 この弁護団では、24時間相談会を毎年1回実施していますが、昨年から、12時間相談会も実施しています。
 2021年9月25日(土)昼12時から深夜0時までの12時間、自死遺族の方を対象に無料法律電話&LINE相談会を実施予定です。何かお困りごとがあれば、お気軽にご相談頂ければと思います。

⇒9/25(土)12時間無料法律電話&LINE相談会について詳しくはこちら