大阪で弁護士をしております、別所 大樹と申します。
自死遺族支援弁護団に加入して数年が立ち、実際に自死事件を担当させていただいております。
事件処理をしていく中で特に感じたことは、ご遺族に代わってメールやLINE等の内容を把握し、なぜ自死をするに至ってしまったのか、その全貌を究明していくことの重要性です。
労災請求は、遺族として労災補償年金等を請求していくものではありますが、実際に請求するに当たっては、お仕事上のメールや上司等のLINEの履歴等を確認し、どのような心理的負荷を感じる出来事があったのかを確認していきます。
この作業を自死された方のご遺族がご自身で行うには負担が大きすぎるものの、代理人として代わりに確認をし、心理的負荷を感じる出来事を抽出してご遺族にご報告することで、ご遺族はなぜ故人が自死してしまったのか、その一端を知ることができます。
労災請求は、ご遺族だけでは行うことができない事件の全貌を究明していくためにも非常に重要です。
自死に関するお悩みをお持ちの方は、ご遠慮なく当弁護団までご連絡ください。