昨年2月5日、約14年在籍していたオアシス法律事務所を独立して個人事務所を設立しました。
弁護士になって数年は目の前のことに取り組むことで精一杯で、自分が独立する姿なんて全く想像していませんでした。
弁護士10年目に差し掛かるあたりで、同世代の弁護士が独立する・独立したという話をたびたび耳にしました。そのころから、ぼんやりと、自分が独立する時のことを想像するようになりました。
そのような時期に、高校の同級生(ただし弁護士ではなく違う業界の友人です。)と会う機会があり、都内で独立して仕事を始めるという話を聞いたのです。その時、自分の中で「独立してみたい」という思いが湧きあがり、そこからは昨年2月の独立まであっという間に過ぎていきました。
事務員さんを雇用せず1年間過ごしましたが、宛名を手書きしたり、印紙・切手を購入したり、帳簿をつけたりするといったことにもようやく慣れてきました。いかに前の事務所で自分が甘えさせてもらっていたのか、実感しています。
周囲への感謝の気持ちを忘れずに、もう少し、この仕事を頑張ってみたいと思っています。
事務所を移転するというお話をすると「弁護団活動はどうするのですか?辞めるのですか?」と聞かれることがありました。弁護士は本来個人事業主ですから、移転しても自分で仕事を選ぶのが原則ですから、移転したからといって辞めることにはなりません。
特にこの弁護団は、事務所の垣根を越え、個々の弁護士が弁護団の考え方・活動方針に共感して集まった集団で、自分もその一人です。ですから、弁護団での活動は、独立後も引き続き継続していますし、弁護団事件への熱量は独立前と変わらず保ち続けていきたいと思います。
最後に、告知です。
この弁護団では、24時間相談会を毎年1回実施しています。
今年も、3月15日(土)昼12時から翌16日(日)までの24時間、自死遺族の方を対象に無料法律電話&LINE相談会を実施予定です。何かお困りごとがあれば、お気軽にご相談頂ければと思います。