解決までの流れ

インターネットトラブルの場合

img01
1

インターネット上のサイト(掲⽰板や事故物件サイトなど)に、⾃死した⽅の⽒名、住所、死亡⽇時などのプライバシー情報や、事実とは異なる虚偽の情報が掲載されることがあります。

img02
2

遺族の⽅は、⾃死した⽅のプライバシー情報がネット上に晒されたことによって、ネット上だけではなく、近所の⽅にも何を⾔われるのかなど不安になります。

img03

※クリックで拡大できます

3
⾃死した⽅のプライバシー情報は遺族の⽅の情報にも当たるため、遺族の⽅が⾃らのプライバシーを侵害されたとして、その情報を削除するよう求めます。削除請求の⽅法としては、3つの⽅法があります。
  • ㋐ サイト管理者が⽤意したフォームに削除請求
  • ㋑ テレサ書式(※)による削除請求
    ※「⼀般社団法⼈テレコムサービス協会」の書式
  • ㋒ 裁判所に仮処分を申し⽴てて⾏う削除請求
img04

※クリックで拡大できます

4

3つの⽅法には、それぞれメリットとデメリットがありますが、まずは、遺族の⽅が⾃分でできる㋐や㋑の削除請求を⾏ってみてください。
それでも応じてくれない場合は、㋒の削除請求を⾏いますので、弁護⼠にご相談ください。

img05
5

ネット上で情報が晒されたことによって、遺族の⽅が精神的な苦痛等の損害(慰謝料)を受けることもあります。
ネット上に個⼈情報が晒された場合の慰謝料⾦額は、⾼い⾦額ではありませんが、⼀定の⾦額(数⼗万程度が多いようです。)は認められています。

img06

※クリックで拡大できます

6

情報発信者に対し慰謝料を請求するためには、削除請求とは別に、その情報発信者を特定してから請求する必要があります。
そのため、まず、裁判所に発信者情報の開⽰を求める仮処分の申⽴てを⾏い、情報発信者の⽒名や住所の情報を⼊⼿します。

img07
7

次に、⼊⼿した情報を元に、情報発信者に対し、内容証明郵便で損害賠償を求める通知を出し、⽰談での交渉を⾏います。

img08
8

交渉において、⾦額⾯等で情報発信者との間で合意できない場合は、裁判所に損害賠償請求訴訟を提起することになります。

インターネットトラブルについて「自死遺族が直面する法律問題」でも詳しく解説しています。

「メディア・インターネット」はこちら