こんにちは、弁護士の細川潔です。
International Association for Suicide Prevention (IASP)という団体のメーリングリストのメンバーになっています。日本語に訳すと国際自殺予防協会。
全文英語なので正確に訳せているか微妙なのですが、HPによると、IASPは、①自死のない思いやりのある世界をビジョンとし、②自死や自死行動を予防し、その影響を軽減し、学者、メンタルヘルスの専門家、危機管理労働者、ボランティア、および生きた経験のためのフォーラムを提供することを使命とし、③(慈悲)(ダイバーシティ&インクルーシビティ)(承認)(コラボレーション)(予防とサポート)(透明性)(原則と人権)という6つの主要な価値観を中核とし、これをグローバルメンバーシップに反映させている団体であるとのことです。
基本的には自死予防に関する団体なのですが、IASPにはスペシャル・インタレスト・グループというものがあり(いわゆる部会?)、この中に「自死の死別と死後」というグループあます。このグループは、その目的を「自死曝露と死別・死後サービスの分野での研究と実践における協力と証拠を促進すること」としています。
興味深いのは、このグループのページで世界のNational Suicide Survivor Organisations(翻訳機能を使うと「全国自死生存者組織」との訳でしたが、自死遺族や自死未遂者の団体・組織ということでよいかと)が紹介されています。
オーストラリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、ドイツ、香港、イタリア、ケニア、ノルウェー、英国、シンガポール、スウェーデン、米国の全国自死生存者組織のリンクが張られています(not foundになってしまっているところもありますが・・・)。世界中に「全国自死生存者組織」があることを知りました。
興味深かったので、リンク先に飛んでコンタクトをとろうと試みたのですが、HPが当該国の言葉で書かれているので(当たり前か・・・・)、翻訳機能を使ってもなかなかコンタクトすることが難しく・・・
せめて英語を勉強し直して、再びコンタクトをとろうかと模索している今日この頃です。 あと、全国自死生存者組織、日本のものがないのが少し気になりましたね・・・